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JOYSOUNDの古いカラオケ機種、HyperJoy WAVEを2020年に使った感想

こんにちは。今回はエクシングが2006年に発売したカラオケ機種「HyperJoy WAVE」を使ってきたので紹介します。

今回は都内のカラオケ館にあるHyperJoy WAVEを利用しました。

ちなみにタイトルには「2020年に使った感想」とありますが、私はここの店舗で何回かHyperJoy WAVEを利用しているので今回の利用が初めてというわけではありません。思いっきり2019年にも使ってますw

画像なんかも結構前に来たときのものを使ってたりしますがそこはご了承下さいm(_ _)m

 

【注意】

・個人的な偏見も含みます

・情報があまり無い部分もあるので信憑性は低いです

・間違いがあるかもしれません

長文注意

 

 

HyperJoy WAVE本体

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HyperJoy WAVE本体。液晶パネルもなければ選曲番号を打ち込むボタンすら無い。

これが本体です。見て分かる通りかなりシンプル。

今どきのカラオケ機種と言ったら液晶パネルが付いているのが当たり前ですが、この時代には付いていないものが多く、JOYSOUNDはこのHyperJoy WAVEの2世代後にあたる「JOYSOUND f1(2012年発売)」で初めて液晶パネルが付きましたが、他社だと

DAMは2007年発売のPremierDAM

UGAは2008年発売のuga next

...で初めて搭載されました。これらの機種は両方タッチパネルではありません。

そして古いカラオケ機種というと、選曲番号を打ち込むボタンがありますよね?

昔は歌本をペラペラめくってテレビのリモコンみたいなのを使って予約をしていました。

しかしながらこの機種、今となっては結構古いタイプですが選曲番号を打ち込むボタンが付いていません。先代のHyperJoy V2という機種には付いていたのですが、廃止してしまいました。(デザイン性を優先した結果なのでしょうか...)

普通にキョクナビが使えていれば問題はないんですけど、例えばキョクナビが1台しか無くてそのキョクナビの電池が切れてしまったとします。今だとスマートフォンから選曲番号をインターネットで調べたりできますし、JOYSOUNDだとiPhoneAndroid向けに「キョクナビアプリ」というものがあります。

これはスマートフォンからカラオケの予約が出来るというものなのですが、このHyperJoy WAVEはキョクナビアプリ非対応。それに選曲番号を調べても入力する所がないのでナビが使えないと完全に詰みます。何もできません。そうなると完全に店の人を呼んで代わりのキョクナビを持ってきてもらわないといけません。

あと実は本体に演奏停止ボタンもありません。完全にキョクナビ頼りですね...

だから例えば極端な話、演奏時間が30分くらいの曲を入れた直後にキョクナビが故障でもしたら途中で止めることができないので、その演奏が終わるまで待たないといけませんw 

上記の通り、通常であれば店の人を呼んで別のキョクナビを使うのでそんなケース無いとは思いますが。

 

追記

キョクナビアプリはHyperJoy WAVEに対応しています。

QRコードは表示されず、キョクナビからログインした後アプリを使ってログインします。

 

JOYSOUNDが得意なイルミネーション演出

これは勝手に私が感じていることですが、JOYSOUNDは昔から本体のイルミネーションの演出になんとなくこだわっている気がします。

この機種は名前にWAVEとつくだけあって、波のようなイルミネーションになっていたりするんですよね。

色は毎回変わるんですが最初に真ん中の大きいライトがぽわ~んと光った後、左右の小さいライトが広がるように点いて、真ん中の大きいライトがゆっくりと消えた後、左右の小さいライトが少しずつ消えていく感じです(小並感)

 

詳しくは以下の動画を御覧ください。(撮影:2019年5月)

著作権の都合で音はありません。

youtu.be

 

採点コンテンツ

HyperJoy WAVEには前機種からある「いきなり採点」等に加え、この機種から「分析採点」、「全国採点ONLINE」が追加されました。

分析採点と言ったらJOYSOUND MAXシリーズで最も利用されている「分析採点マスター」の3世代前のコンテンツにあたりますが、このHyperJoy WAVEから初めて分析採点が搭載され、これが初代分析採点になります。

 全国採点ONLINEは今で言う「全国採点GP」の前身で、2015年にJOYSOUND MAXが発売されてから「全国採点GP」に変更されました。(JOYSOUND f1もアップデートで対応)

今では全国採点ONLINEが利用できる機種が少なくともデイ市場向け機種ではこのHyperJoy WAVEとCROSSOだけになってしまったので、今利用してもほとんど人がおらず簡単に1位が取れてしまいますw

 

歌ってみる

とりあえず分析採点を入れて歌ってみました。ちなみに選曲にはJR-300というキョクナビを利用しています。これはJOYSOUND f1の推奨ナビですが、2003年発売のHyperJoy V2から2017年発売のJOYSOUND MAX2まで使えるかなり有能なナビでして、今でも様々なカラオケボックスで現役稼働中です。(UGAにも対応していたりします)

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JR-300のホーム画面。左上にWAVEという珍しい表示が(2019年5月撮影)

採点を入れてポチポチっと...転送!!

「流石に映像はないけど...って曲始まるの早っ!!」

というのが最初の印象でしたw

 

転送から再生まで地味に早い

何故早いのかと言うと、理由は単純で演奏前に予約リストの表示が無いからです。(設定変更で表示させることは可能)

JOYSOUND f1からデフォルトで転送後に予約リストが表示されるようになったので、この機種は転送したら直ぐに演奏が始まります。曲が終わった時も同様で、既に予約している曲があれば直ぐに演奏開始されます。

予約リストが演奏開始時に表示されないので、確認するには自分からキョクナビを操作する必要があります。本体に液晶パネルがあれば便利ですけどそうは行かないので...

大人数でカラオケに来たら不便を感じるかもしれませんが、採点なしだと更に次の曲に移るまでが早いので今のカラオケ機種より効率よく回る気がしますw

 

採点について

「分析採点マスターで平均94~95点位だし90点は行くだろ」と思っていた最初の自分に言いたい。これめっちゃ厳しいです。

普通に歌っても90点超えません。最高でも89点でした...

 

アニソンは誰もいなくて簡単に1位取れてしまいつまらないので、スナックやカラオケ喫茶で動いている事を考え選曲を演歌に変更。知らない人はいないであろうこの曲で挑んでみました。

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全国採点ONLINEの結果。演歌ならまだ少し人がいそうです。

ランキングに誰も居ないと、歌唱中右上に「1位確定!?」と出るのですが、この曲を選んで「5位以内」と表示されたときは感動しましたねw(それでもたった4人ですけど)

それにしても普段演歌なんて歌わないんですが、なんか1位を取ってしまいましたw

この採点はHyperJoy WAVE、CROSSOで利用できますが、上記の通りカラオケ喫茶やスナック等でまだ活躍しているようです。

 

分析採点に音程バー(ガイドメロディー表示)はないの?

この頃にはまだありません。

音程バーを業界で初めて採用したのが恐らく2007年発売のPremierDAMが最初だと思います。

JOYSOUNDではこの次に発売された機種である「CROSSO」(2009年発売)から初めてバーが付きました。(しかし音程バーを表示させると背景映像が固定されます...)

UGAでは2008年のuga nextで初めて搭載されました。しかしながらuga nextの高精度採点ではなく、音程バーが出るのは「メロディートレーナー」というモードのみで、これまた背景映像が固定されます。しかも音程バーはかなりカクカクで、歌詞テロップもテンポの速い曲だと飛んだりしますw(回レ!雪月花やダダダダ天使を流した時のテロップの動きには笑いましたね...w)

当時は処理性能の関係か、JOYSOUNDUGAでは音程バーを表示させると中々デメリットを受ける仕様でした。

 

【注釈】UGAの「高精度採点」とは、DAMの「精密採点」やJOYSOUNDの「分析採点」と同じ立ち位置にあたる採点ゲーム。

 

背景映像など

背景映像はSD画質のものとなっています。

CROSSOからは現在のJOYSOUND MAXシリーズと同じHD対応の背景映像が使われているんですが、このHyperJoy WAVE以前の機種だと一昔前の古い背景映像が流れます。ということは、HyperJoy WAVEが無くなったら古い背景映像が見れなくなってしまうということです。少し寂しい。

アニメ映像数に関しては自分の体感上PremierDAMと同じくらいな気がします。ハルヒの曲に関してはしっかり入っており、マクロスフロンティアの映像も付いていました。

本人映像数には正直驚きました。今話題のOfficial髭男dismや米津玄師のLemon、マリーゴールドも映像が入っていて、「これ有名どころだけで言ったらLIVE DAMよりあるんじゃ...?」とも思ったくらいです。

本人映像やアニメ映像が付いているものを演奏するとテロップが小さくなります。

これは背景映像を見やすくするための配慮なのかもしれません。

スタンダード曲でもアニメ映像が流れる「カサブタ」や「HEATS」などに関してはテロップサイズは汎用映像が流れている時と同じ大きなフォントで表示されます。

 

デュエット曲のテロップがちょっと見辛かったかも

テロップ色がワイプ前とワイプ後で似た色使いなのがちょっと見づらかった原因かと思います。

 と、言っても今のJOYSOUND MAX GOもこんなような色だったと思うんですけど、特に見辛いと思ったことは無いんですよね。色使いは似ていても最近のJOYSOUNDでは見辛いと思ったことはなく、気づかないだけで改善されている予感。

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2人で歌うテロップ色の例

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1人で歌うテロップの例

音質面など

音はやはりチープで、当時発売された同世代の機種「PremierDAM」と比較すると音質面ではDAMの方に軍配が上がります。

しかしながら、HyperJoy WAVEは最近の曲でもバックコーラスが付いているものが多いと感じましたね。

例えば、米津玄師のLemonは2018年の曲。PremierDAMでも配信されてはいるんですが、最近の曲ということもありバックコーラスはなし。でもHyperJoy WAVEには付いているんですよね。

話はズレてしまいますが、DAMでLemonの映像がある最も古い機種が2010年発売のLIVE DAMです。しかし対するJOYSOUNDは2003年発売のHyperJoy V2から本人映像が付いています。コレは本当に凄い。容量の問題もあるはずなんですけどね。旧機種に優しいJOYSOUNDさん素敵です。

ここでちょっと気になったのは「最近の曲で本人映像が付いている曲はガイドメロディーがオフにできない」というところ。同じく「Lemon」や星野源の「恋」なんかもガイドメロディーオフにして予約したんですがガイドメロディーはオフにならず。ガイメロの音色を聞くにこのHyperJoy WAVEのものではなく、現行のJOYSOUND MAXと同じ音色でした。理由はわかりません。

 

バグ

もう長いこと動いている機械ですし、安定しているとは思いますが1回だけバグが有りました。

レミオロメンの粉雪を歌い終わって分析採点の採点結果画面が表示されていたときのことです。

初代分析採点は「デッデーレーレデッデーレーレデッデーレーレ」って音が鳴ってる時に音程正確率を表す棒線がピピピピピって動くんですけど、そのピピピピピって音が総合得点が出た後でも鳴り続けるバグがありました。演奏停止させたら止まったので良かったですが...

 

「演奏ストップ」と「演奏停止」の表記の違い

分析採点の採点結果画面の右上に「演奏ストップで終了」と書いてあるんですが、当時JOYSOUNDは演奏を止めることを「演奏停止」ではなく「演奏ストップ」と呼んでいたそう。

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ここの表示のこと。「演奏ストップ」と表記されている

今のキョクナビは「演奏停止」と書かれたボタンがありますが、当時のキョクNAVIは「演奏ストップ」というボタンになっているのでその頃の名残なのでしょう。

CROSSOの本体にはHyperJoy WAVEには無かった演奏を止めるボタンが復活しているんですが、そこには「演奏停止」と表記されているのでCROSSO発売時から「演奏ストップ」から「演奏停止」に呼び方を変えたんだと思います。

分析採点Ⅱの採点結果画面でも「演奏停止」という表記に変わっています。

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CROSSO本体。「演奏停止」表記になっており、本体に演奏停止ボタンが追加された

 

気になる曲数は...

2020年3月5日の時点でHyperJoy WAVEの配信曲数は214765曲でした。

2019年5月13日の時点では210105曲だったので約10ヶ月で4660曲増えたことになります。

最新機種のJOYSOUND MAX GO(2019年発売)では31万曲ほどあるので約14年前に発売されたHyperJoy WAVEとは大体10万曲以上の差があります。

 

ちなみに、HyperJoy WAVEの新譜配信終了日は2021年10月31日

との情報がありました。

これを過ぎてしまうと、例え今設置されている店舗でも即撤去してしまう可能性がかなり高いので、使いたいと思っている方は早い段階から使いに行ったほうがよろしいかと。

【追記】

HyperJoy WAVEの新譜配信終了日が2022年3月31日まで延長したようです。

(エクシングさん延命処置ありがとうございます...!)

 

 

感想

 キョクナビは現在でもまだ使われているJR-300ですし、使い勝手は今のカラオケ機種と全然変わらないです。以前のキョクNAVI(JR-100シリーズ等)は新譜配信が既に終了しているので通常であればもう置かれていないはずです。

本体に液晶パネルが無かったり、演奏停止ボタンが無いことに困惑するかもしれませんが、ほぼすべての操作をキョクナビでするので使ったことない人でも迷うこと無く利用できると思いました。

カラオケ機器マニアとしては約14年もの前の機種が使えたことが嬉しかったのと、今のJOYSOUND MAX GOまでの進化を感じられたのでとても楽しかったです。

普通にカラオケに来た人には勧め難いものですが、私みたいなカラオケ機器マニアであれば是非使って頂きたい機種だと思います。

 

かなり長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。

 

 

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